・何か同じ絵面が3日続いてない? 「それはきっと気のせいだ。」 ・文字数無くなるから早くー。 「はいはい。じゃあお前さんの提灯で言えば完全フローティング型だね。ウェイトも固定してフリーにはなってない。」 ・そうですね。置きマスダン型とは違います。そうするとマスダンの効きはどうなるのですか? 「バネで比例制御されるから、サインウェーブ的な効き方になる。グラフもサスペンションのカタログのような感じ。」 ・なるほど、コッチの方が良い訳ですか? 「そうとは言い切れない。メリットで言えば常時バネの制御下にあるから置きマスダンのようなタイムラグが無い事と、パルス的な衝撃が無いからオーバーシュートと言うか、ウェイトが突き上げられてバランスを崩す事が少ない訳だ。」 ・デメリットは? 「パルス的に働かない事。つまりマシンを急激に抑え込む制振力はない。あとね...。」 ・あと? 「前回の置きマスダンではサイクルはストロークの変化で合わせられるよ。と言ったけど、こちらの場合はバネそのものを変えるか、減衰を入れてそれも可変できるようなシステムを組まないといけない。でもそれってミニ四駆では結構難しくて、そもそもダンパーに転用できるような柔らかいバネがあまり無いし、減衰も然りなの。」 ・そうなのかー。でもちゃんとできてるんじゃない? 「先日の走行の最後に減衰を緩めたのはそうだね。それも挙動の変化にちゃんと出てたし。コントロールもできてる。まぁ、このギミックは大袈裟で変なカタチにはなっちゃったけどね。」 ・カチューシャみたいでかわいいと思いますけどね。 「そう?もう少し見た目も頑張るよ。」 ・じゃあマシンの制震もこれで完璧? 「いやー、提灯に関して言えばこれで良い、そもそも急激な衝撃はフレキが吸収してくれるし。と思っているんだけど、問題山積みなのはむしろリヤダンパーの方。」 ・ピンクのやつですね。アレはダメだったんですか? 「決してダメじゃないけど、理想的ではない。前の飛行機の絵を思い浮かべて欲しいけど、飛行機は全体的なバランスを主翼で保ってるが、ピッチングは尾翼でコントロールしているんだ。それからしたら、リヤダンパーはもっとコントロール幅とカスタマイズ性を優先しなきゃならないの。先代がアイアンテイルや東北ダンパー避けて置きマスダンにこだわったのは実はそれがある。」 ・続く
2021/03/16 22:40:27