Require (要求する)

ニャー!(=^x^=) 「あっ。ネコだ!(カワイイ...。)」 ???近寄るんじゃないわよ、その動物に。見た目によらず獰猛なんだから。気を付けないと"クビから上を持っていかれる"わよ! 「(にゃんこ先生!?)」 ニャー...。(=^ェ^=) 「なんだ。やっぱり普通のねこじゃないか。」 ???なついてくるなんてあり得ないわ。その魔物が。(やっぱりこのガキ、何かがおかしい...。) 「触ってみたら?」 ???絶対に嫌!近寄らないで! ???(ワタシと同じ"記述"に干渉する力を持っているのではない!?じゃあ、一体何が?) 「ネコ好きなんだよねー。家では飼ってないけど、裏のお婆さんの家に沢山集まってて、たまに触らせてもらっていたんだ。」 ???(ああ。そういう事もあり得るかもね。この子の場合、その"思い出"や"経験"に相手を従わせるのだとしたら?アタシが負けたのは偶然でなく、必然となる。アタシがこの子にとっての脅威であるように、この子はアタシにとっての脅威なのだとしたら...。) 「何か考え事?」 ???気安く近寄らないで!! 「えっ...。」 ???ゴメンなさい...。でも、アタシの予想が正しければ、キミがアタシに触れた瞬間に、アタシの力はすべて無効化されてしまう。それだけは勘弁して! 「...。よく分かんないけど、分かったよ。触れないようにするよ。」 ???確かに、キミにとってこの世界は少しヘンなようね。この世界の"記述"とキミの"経験"とは随分な隔たりがある。 「ヘンどころの話じゃないよ。僕が元居た場所から見れば何もかもが異世界だ。」 ???だったら少しは用心してよね。 「はーい。」 謎の声A)...。奴はこの世界に無秩序と厄災をもたらす。とはいえこの世界を統一するには十分必要な力を持っているようだ。それをあんな半端者に掌握されるとは...。 謎の声B)なるほど。だからマスターは私を召喚したと。フム。確かにマスターの力であってもあの小僧は完全に支配できない可能性の方が高いだろう。 謎の声A)そうだ。そのようだ。ならばあの小僧が持っているミニ四駆とやらで服従させれば良い。貴様ならもちろんやれるんだろう?なぁ、土屋よ。 謎の声B)仰せのままに。

2022/07/22 23:07:07

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