前回の記事にて、LC進入時の姿勢(弱アウトリフト)が大事だということをお伝えしたと思います。 スラスト角 皆さんご存知の方が多いと思いますが、よくフロント右側のスラスト角を大きくするとLCが入るようになる。食いつきのよい二段アルミローラーを右前に持ってくると入るようになると聞きますよね。 ざっくりいうとその通りです(笑) スラストとはローラーの角度の事をいいます。これを中学の時に習った力の分解をしたらこの通りになります(写真参考)(笑) 右前ローラーのスラスト角を以下のように変えるとこうなります スラスト角(大)→アウトリフト(右側タイヤの浮き)小さくなる スラスト角(小)→インリフト(左側タイヤの浮き)小さくなる よって 進入時の姿勢アウトリフトしてる時→ スラスト角を大きくする❗️ 進入時の姿勢がインリフトしてる時→ スラスト角を小さくする❗️ となります。 マシーンの速度が速くなれば、なるほどアウトリフト量が大きくなる傾向になるので、スラスト角を大きくすれば入りやすくなるという考えは、理にかなってますね。 ただし、進入時にインリフトして入らないマシーンに幾らスラスト角を大きく付けても入りません。むしろスラスト角を抜く方向になります。 ですので一概に右前ローラのスラスト角をつければ入るということではありません。 マシーンが速くなるとスラスト角を大きくしないとLCが入らない となると全てのコーナーで減速せざるは得ないというデメリットが生じてきます。 ですのでスラスト角を大きくする以外の方法でアウトリフトを抑える事が出来れば、スラスト角を大きくする必要性がなくなり、デメリットがなくなりますね。 次回はスラスト以外の方法で、進入時の姿勢を弱アウトリフトにする方法を伝えたいと思います。
2017/04/19 22:13:35