特異点(シンギュラリティ)

動物には問題に適応し、創意工夫する能力がある。しかし、たいていは自然淘汰の進み方のほうが速い。 自然淘汰は世界のシミュレーションそのものであり、自然界の進化スピードは自然淘汰のスピードを超える事はできない。 一方、人間には、世界を内面化して、頭の中で「こうなったら、どうなるだろう?」と考える能力がある。つまり、自然淘汰よりも何千倍も速く、たくさんの問題を解く事ができる。 シミュレーションをさらに高速に実行する手段を作り上げた人間は、人間と下等動物が全く違うのと同様に、我々の過去とは根本的に異なる時代へと突入しつつある。 人間の視点からすると、この変化はほとんど一瞬のうちに、これまでの法則を全て破棄し、制御がほとんど不可能なぐらいの指数関数的な暴走に向かっているに等しい。 ヴァーナ・ヴィンジ「テクノロジーの特異点」〜レイ・カーツワイル「シンギュラリティは近い」より 酷く一般論にはなるのだが、現状IT企業関連の人が作るミニ四駆が最も速いと思う(笑) もちろん機械エンジニアや職人等、それに類する人が作るマシンはなかなかの物であろうが、強いて弱点を挙げたらまるで肌感覚で安定したセッティングが推測できてしまう分、安全率をかなり多めに見積もってしまうクセがあるだろう。 そういったマシンはレースでは頑丈過ぎて重過ぎるといった所であり、写真のマシンも例外では無かった。(笑) 1年半ほど運用しているが、著しい故障は1度も無し、どんなコースもセッティング変更はほとんど無しで無難に入る。こう聞くとマシンとしては優秀だが、それじゃあ勝てんのがミニ四駆の世界なのよねん。 事実このマシンの戦績はショップレースで準優勝が1回こっきりであるが、ようやくメスを入れつつある。 そもそもミニ四駆3次ブームというのはSNSから火がついた物であり、こうコンデレアプリ等からの情報拡散収集やらスマートフォンでのスロー画像などを含め、コンピュータをデバイスとした分析が進んだ結果、従来のミニ四駆の素性を次々と暴いてしまったという点がある。 そのほとんどが暴露されてしまった今を一方で停滞だという見方ができるのかもしれないが、もう一方で観測不可能なまでに暴走を始めたとも言えよう。 そして間違いなく後者の方が正しい見方である。

2020/07/26 18:03:37

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