その男、怪物につき。

未だにネオVQSには手を出してないが、前キッシュがお手本になるだろうか。 前ちゃんこと前田靖幸さんからたった今でも多くの影響を受けているのだけれども、突飛な事を言えば、この人はまごう事なき怪物である。 そんな事はとっくにご存知かと思うが、こんな物を見つけた。 https://ゲームクリエイターが知るべき97のこと2.com/エッセイ/勝ったら実力-負けても運/ タミヤの企画部デザイン室に1994年まで所属し、タミヤを離れるまで前ちゃんの愛称で親しまれ、当時のミニ四駆レーサーの中で知らない者は誰一人としていなかった。 私自身の認識もその程度だったのだが、とんでもない誤認であった事に気付かされる。 とてつもない策士であって、文章中の言葉で言えばセグメントを徹底的に排除する事に重きを置く。 大人/子供、初心者/上級者、本物/偽物といったように。そしてその垣根を華麗に無効化する。いや、壊乱する。 ポスト構造主義か...。 これには見覚えがあって、1983年に当時たった26歳の現代思想化、浅田彰が書いた哲学書『構造と力』がベストセラーになっているが私自身、愛読していたのである。 (誤解されても困るので書くが、私は今37歳である) そして前田靖幸が書いた文章が『構造と力』にそれとなく似ているという、ただそれだけの事であるが、ミニ四駆という舞台でこれを実践し続けたとあれば正に狂気。 その狂気こそがミニ四駆ブームの根底であろうか。 なる程、なる程。 まんまと踊らされていたという訳だな。 このスキゾ・キッズめ。 これ以上解説するつもりは無いし、私の知見では解析不能だと思う。もとい、解析不能である故に...。わかりやすく例えるなら魔法陣がいつまでも解かれないままだ。 もっとわかりやすく、テキトーに答えるならエヴァンゲリオンのような物である。 前田靖幸さんはタミヤを離れた後、ゲーム、IT関連に身を置いているが、こういった現代思想はむしろ仮想世界でこそ真価を発揮する。 いや、仮想世界という我々の何気ない言葉ですら氏は類まれな知性で否定するに違いないのだから。

2020/06/15 23:54:16

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