手のかかる子ほど①







#ARシャーシ ARシャーシが誕生し、早いもので十数年が経ちました。 エアロ=風を意識したデザイン、個性、拡張性、剛性の高さは、実戦向きの優れたシャーシとされながら…実際のレースシーンにおいてはFMARを除き、正転での利用はほとんど聞かない、不思議なシャーシというのが私の印象です。 初心者にもおすすめ、や、無改造でも早い、とは言われつつ…皆様ご存知のとおり、実は扱いが難しい面が見え隠れするシャーシであり、ネットで検索すれば「ARシャーシ 遅い」「重い」などと出てきてしまう始末。 私もかつて手にした際、異音のループに悩まされ、改善できない自分はポンコツなのかとそれまでの僅かな自信とプライドを傷つけられ、それ以来トラウマシャーシとなっていました。 時は流れて、ここ最近。 30年ぶりにポリカボディに興味を持ち、買えるポリカボディを買い漁り。とりあえず素組みしてみたく、エアロアバンテ用のARシャーシが必要になり、引っ張り出してきた白強化AR。 あの日のトラウマがリフレインしましたが… 様々な文献や先輩方の知見からARの特徴をまとめると、 剛性が高い+駆動が優秀 →素組みではギヤとシャーシの干渉が各部に見られ、抵抗が多い(ただし、そのおかげで下記のトラブル回避をしているという見方もできるかもしれない) 隙間やクリアランスを意識していくと、詰め物等で対応すると一時的には安定する。しかし、抵抗を減らそうとすればするほど、負荷や衝撃を受けた際の力の逃げ場が少なくなる。 →結果としてプロペラシャフト(以下ペラシャ)周辺の問題(シャーシのペラシャ受け部の摩耗、ペラシャ本体のギヤ緩み、ペラシャの歪み)、それによるピニオンギヤへの干渉(これを想定してか、ARのピニオンはカーボンが指定)、各ギヤの歯の損傷、クラウンギヤ、スパーギアのシャフトの差し込み穴の緩み、ピニオンギヤとモーターシャフトの緩み… つまり、突き詰めるほど沼にはまっていく。他のシャーシでも同様かもしれないが、ARは精度が高いが故に、特に顕著に表れる。 シャーシとの対話。 手がかかる。 けれども、 触れ合う時間を重ねていくほど、 憎めなくなってくるもの。 しまった。 AR、面白いや。 シャーシの刻印を黒く塗ったら、 トラウマが少し減って、かわいく見えてきたのでした。 続く。
2026/09/22 05:38:26



